ネット通販カタログや量販店にでているカーテンの金額とオーダーカーテン専門店のカーテンの金額が違うことに疑問を持っていませんか?
納得のいくカーテン選びのためにオーダーカーテンと一般の既製カーテンを比較し、その違いをわかり易くご説明したいと思います。
まず、カーテンの種類からお話します。
カーテンには、既製品・イージーオーダー・オーダーの3種類があります。
それらは本来それぞれの用途に合わせて作られていますので、その完成度・品質・耐久年数などは違います。
よって、用途に合ったカーテンを選ぶことをお勧めします。
■既製カーテン
短期間住宅用(アパート、下宿等)一時的に低価格のものを吊り下げておくために作られてます。
■イージーオーダー
短中期住宅用(賃貸マンション等)来客を想定しつつ、一時的に吊り下げておくため、既製カーテンのサイズのみある程度まで自由に対応ができる商品です。
■オーダーカーテン
中長期住宅用(戸建、分譲マンション)自己の生活(ライフスタイル)の演出を目的に窓辺を飾るために作られました。
では、具体的にオーダーカーテンと既製カーテンの違いについて説明します。
1. 既製カーテンは即日使用できることが基本ですので、決められたサイズを在庫して販売しています。
窓サイズに合わないケースもあります。
特にアルミサッシ窓が普及した今日ではサイズが多様化し、合わないケースが多くなっています。
オーダーカーテンでは1センチ単位でサイズをお伺いし、窓にぴったりの美しいカーテンが作れます。
2. 既製カーテンは、店頭店で各サイズの在庫を持っており、扱っている柄数は極端に少なく、お客様の色、柄、品質、機能に対するご希望には十分対応できないといえます。
オーダーカーテンは数万柄の中から、ご予算に応じて、ご要望のファブリックスをお選び頂けます。
3. 既製カーテンは低価格を基本とした大量生産ですから縫製、仕上げが雑になってます。(現在では海外縫製も増えています)
ひだは、1.5倍ひだ(1mの窓幅に対して1.5mの生地を使用)で美しいプリーツはでません。
縫製もミシンで縫う、本縫いという形式です。
仕上げも平だたみでビニール袋に入れられており、シワになっていることがほとんどです。
オーダーカーテンは、ゆったりとした2倍ひだを使用し、カーテン本来の美しいプリーツを表現!縫製も生地の品質に合わせて、すくい縫いを使用したり、ひだの山数を増やしたり、裾にウエイトを入れて跳ね上がりをなくしたり・・・様々な工夫が施されております。
また、仕上げはアイロンでプリーツに沿ってたたまれ、シワにならないよう箱に入れて取り扱いします。
これだけの既製カーテンとオーダーカーテンの違いが金額に表れます。
もちろん既製カーテンがだめと言う訳ではありません。
予算があれば全てオーダーカーテンが良いと思いますが、予算オーバーだったり、小さなお子様がいらっしゃるお宅にはむしろ既製カーテンをお奨めする場合もあります。
オーダーカーテンの長所
- 丁寧な仕立てが可能
- 部屋や窓に合わせて生地・柄を選ぶことが出来る
- オーダーカーテンの場合、ソフトウェーブ加工を使えばきれいな見栄えになる
- 専門家とのやりとりになるので、何かあればすぐに対応してもらえる
オーダーカーテンの短所
- カーテンのヒダが既製品よりも多い仕立てになり、生地を多く使うため、多少高くなる可能性がある
- 既製品がすぐ買えるに比べ、オーダーは時間がかかる
既製品の長所
- オーダーと比べると安価に揃えることが出来る
- すぐに買える
既製品の短所
- 自分とお店にセンスがなければいいものにならない
- 初心者には難しい
- サイズが合わない可能性がある
- サイズを無理に合わせると丈直し代としてかえって高くなる
予算と用途で、賢く既製カーテンとオーダーカーテンを使いわけてはどうでしょうか。
最後に、最近では、量販店でもオーダーカーテンのコーナーを設けているところもありますが、私達が取り扱っているオーダーカーテンの生地と全然違います。
素人目では、カーテン生地を比較しても違いが分からないかと思いますので、カーテンにも自分のこだわりがあるかたは、是非一度、オーダーカーテンの専門店で生地を比較してみてはどうでしょうか。